ツアーは楽である。個人で行くと空港から先ずホテルまで到着するのに四苦八苦したりするんだけど、バスで日本語ができるおねーさんが「コッチネ、コッチ」と連れてってくれるので何の心配もなくいけるのがとにかく楽チンだ。

車窓からはなんだか日本によく似た風景が見える。緑の畑が広がり、ぽつぽつと家が増えていき、やがてビルが立ち並ぶ台北市内のど真ん中へと入っていくと、もうそこは完全に無法地帯に見えた。交通、すなわち車とバイク、特にスクーターの量がハンパじゃないのである。各交差点の先頭は大きな交差点だと冗談じゃなく数十台のスクーターがシグナルが青に変わるのを待っている。バスが大きな幹線道路を交差する際に見たときは、道路ほぼ全部が仕事を終えたスクーターがパレードしてるような、まるでミルウォーキーのハーレーのイベント、スタージスのようなそんな具合だ。特別なんのイベントでもないしノーマイカーデーでもない、毎日それがどこでも見れるし街はスクーターで溢れかえっているのである。す・・・すごい、すごすぎる。色んな意味で。

写真の交差点もまあ一方通行だからすごいんだけど、こんなのごくごく普通の光景。

 

大阪で言えば梅田のど真ん中、堂々と中央での信号待ちのフォークリフトにしびれる。

 

とにかくごちゃごちゃしてるという最初の印象だったんだけど、これがどうしてなかなか見えない秩序というのがあるようで、スムースに問題もなく動いているのだった。しかし無法地帯とは言い過ぎかもしれないが、ここでは人優先という言葉は無いと思わないと歩く方もけっこう大変なのである。スキあらば突っ込んでくる単車や車に、イチイチ文句を言っているヒマがあるならさっさと渡れ、とクラクションを鳴らされる(笑)慣れるまでに時間が少しかかるが、慣れてしまえばとっても快適に思えた私は変てこなんだろーか。

台湾ではとにかくどこでも走れるのであれば単車は歩道だろーが夜市のごった返してる歩行者天国であろーがお構いなしで走る。みんなもそれが普通と思ってるので誰も文句も言わない。気配を感じたらちょっとよけると、ギリギリで抜けていく。車もほぼ同じくで横断歩道を渡っていても誰も止まってくれないのでそのまま歩くのが一番の方法。変に途中で止まってやりすごしたり、駆け足になったりしたら動体予測をしているドライバーのカンが狂ってしまい逆にギクシャクしてビッビー!と鳴らされたりする。車も人もスクーターも、何の注意もしてないようでいてそれが円満に回っている交通網にホントに感心した。こういうとこはとっても好きなトコだ。気に入った。

 

 

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