じーさんの昔の話はどんどんと進んでいろんな話が飛んでくる。でも、決して日本を恨んだような口調ではなく、むしろ誇りに思ってくれているようなそんな感じの強くて凛とした言葉だった。

「ヒロヒト天皇さんはね、軍を抑えることができなかったんだ」

仕方かなったんだ、うん。。。なんて誰が言えるだろうか。それも渦中を生き抜いてきた本人が、更にそれも日本人とはいえ当時の日本統治下では二等国民として日本人として恐らく最前線へと送られたと容易に想像できるこのおじーさんは、淡々とその当時の様子を思い出すように喋ってくれた。私はもちろん戦争を知らない。焼け野原になったりしたということも写真でしか見たことがない。軍がやってきて今からココは我が国が統治する、なんて突然言われたこともない。

おじーさんはいったいどんな80年を過ごして、そして中国、日本、台湾と3つの国を巡って、どんな気持ちでいるのだろうか。。。おじーさんは淡々と昔話のように私に喋ってくれるんだけど、そういうことを想うととても普通ではいられなくて仕方がなかった。でも、おじーさんに出会えて、そしていろんな話をこんな観光地のおみやげやさんで聞けたのは私のこの台湾の旅行の、一番大きな大きな出来事になっちゃったのであった。

「わたしゃね、アンタが気に入ったよ!アンタにこれを差し上げよう、もっていきなさい」

とこの扇子をプレゼントしてくれた。御土産物屋さんでオマケでなんかつけてもらったのは経験あるんだけど、こんなことは初めてだ。何故扇子なんだかそこらへんはさておいて(笑)、なんかすごくじわ〜っときてしまった瞬間。

帰り際にじーちゃんにお礼をいって、会えてホントに嬉しかったと伝え握手をした。
じーちゃんはまた来なさい、といって

「ニッポンバンザーイ! タイワンバンザーイ!」

と、両手をあげて顔をくしゃくしゃにして、やっぱりハダシで笑って見送ってくれた。
私はなんだか帰りたくなくなってしまった。。。

 

じーちゃんのトコで買ったゴムライフル。なんとロータリー連発式の何気にすごいヤツだ。甥っ子と私用に数丁買ったときも「これはね、ひとつ50元(だったかなぁ)なんだけどアンタなら40元だ」とマケてくれる。いいよいいよ、じーちゃん。。。って言ってもとりあわなかった。これで遊びまくるほど子供でもないので一通りの動作を楽しんだあとは壁にぶらさげているんだけど、これを見るたびに九分のじーちゃんを思い出す。じーちゃんどないしてはるかなぁ・・・いつまでも元気に長生きでいて欲しい。

 

 

 

 

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