< EOS20Dで1G >

 

ドカ箕面のS氏愛用のEOS20D+70−200/4 Lレンズを貸してもらったのでキャノンの味というのをいっぱい堪能させてもらいました。大事なカメラをありがとう〜。

キャノンといえばAF初期時代からUSMというレンズ内モーター駆動(長いな)でとっても快適なAFを持つメーカーであり、今のデジタルシーンの王道の一番前を突き進んでいるメーカーだ。しかも今回使わせてもらったレンズは白のLレンズ、解放値はF4だけどレンズといえばもう泣く子も黙って普通の人は「何それ?」っていうくらいすごいレンズなのだ。

貸してもらったのはイベントの集合写真も撮り終えてさて後片付けかな、という時刻だったので大急ぎでコーナーに向かう、今走っているのはレトロ50だ。最近使うことの少なくなったマイクロドライブ1Gを放り込んで早速回し始める。

 

なんとなくお分かりになった方、気づいた方いらっしゃいますかね。。。一枚目のロケットカウルの写真はレタッチ無し。2枚目がちょっとだけ手を加えた画像。カメラの設定はパラメーター2(キスデジと同じでハッキリクッキリモードらしい)、ISO100、シャッター優先AE、AIサーボ、AWBでの撮影。ちょっと濃度不足のような絵に感じてしまったので2枚目のドリーム50はトーンカーブで若干いじってるんだけどキャノンといえばデジックで撮ったらノーレタッチでそのままプリントOK!という印象があったのでとても意外な結果でした。でも20Dはもっと細かく設定できるし天候なども影響するしいろんな条件で撮らないとたった1時間くらいじゃあんましあーだこーだというほどわからないのが本音。RAWで撮ったら後でそこそこなんとでもなるし。

S氏から「パラメーターの1と2を勘違いしていた、2が全てゼロ、1がキスデジと同じでした」というメールを頂きました。
ということは私が撮ったのは全てゼロの標準設定だったようです。以上訂正するのがめんどくさいわけじゃないんですが
ここに加筆しておきますので「ふ〜ん、知らんかったんか」という感じで読んでください。

 

20Dをいいなと思うところはやはり秒5コマの連写性能だ。一枚撮ってみたらすぐにわかるほどシャッターのキレ具合が速くてやる気がでる。どこまで気持ちよく連写できるんだろ?AFは最後まで追従するんだろーか?と、10コマ押しっぱなしにした中の一枚。非常に遅いシャッター速度なのでパカパカパカパカ!という具合にはいかずにパッカン、パッカン、パッカン(笑)って具合なんだけどステルス機のように音も無く動くAFには「これ、動いてんの?」と思うほど感心しました。

連写性能は大事といえば大事なんだけど、速ければ速いほど嬉しいんだけどとにかく速いのがいい!ってわけじゃない。ここんとこの伝え方が難しいのだが、一眼レフというのはシャッターを押してミラーが上がって下がるまでファインダーには何も見えなくなり、その時間のことをブラックアウトという。これがすごく私にはとっても大事でこれが短ければ短いほどキレがよくって撮ってて気持ちいい。なにもサーキットの高速動体撮影だから必要なわけじゃなくてポートレイト撮影やスナップなどでもキレのいいボディは最高の相棒になるのだ。逆に言えばブラックアウトが長すぎる眠いカメラは使う気がしなくなる。撮ってて腹がたってきちゃうのだ。

フィルムカメラ時代でペンタを使っていた時にZ−1という暴れん坊カメラを長く使っていて、ようやくMZ−Sというジャミラみたいなカメラが出たので買ったのだけど、全てがペンタらしくハイパー操作系も若干継承してくれて良かったのだけど・・・ブラックアウトが長すぎでイライラしてきてついにZ−1に戻ろうということになってしまった。MZ−3などもカメラらしくていいのだけど、オレはプラスチック!っていう質感と更に眠たいシャッターでこれまたすぐに手放してしまったり・・・。 見かけは羊でもいいから、中身は超スゴエンジン!みたいなカメラってなんで出ないんだろ。

さて構造上ブラックアウト時間が短くなればなるほど次のコマの撮影準備が早くなるので秒何コマっていう表現になるんだけど秒2コマとか秒3コマのカメラはやっぱし使っててネムたい。私の基準は最低秒5コマは欲しい、そういう基準からの意見なので例えば秒10コマ!ったら本当に嬉しいけどそこまでいらないよ〜ってなるかもしれない。私はミノルタのα9というカメラが身体に馴染んでしまっているので基準はそれである。グリップをつけないボディ単体での秒5コマとファインダーの恐ろしいほどの見え具合の良さ、握っただけで実感するボディ剛性、造りの良さ、時々使いものになるAF(基本的にMF機と思おう)とか、最後以外はデジ一眼でなんでこんな基本的なトコをおさえたカメラが出ないんだろうと素直に不思議に思うのだ。

ヨドバシで触ってみたら感じれると思うが例えばEOS1D系のボディのシャッターを押してみればわかる。一コマ撮影モードでも「おお、なんじゃこれは!」と実感するだろう。連射モードにしたら、たぶんびっくりすると思う、一コマ撮影したつもりが ダカダカダカダカ!とあっという間に数コマ回ってしまうほどの機銃掃射。レスポンスというのはいいものはやっぱし使う方も気持ちよくなるのだ。あ〜カメラの細かいことを書くと長くなる。。。ごめんね。

前を行くのはなんでしょね?ケースの形状からしてヤマハのFS−1とかかな。。。わからんですけど、ドリームが追ってきてますね〜。逃げろ逃げろ〜!

 

コースの駐車場に止まっていたスポーツスターを解放F4で撮影。他にもクレーンだとか黒い車とか撮ってみたけど静物の写真ではAEの良さにちょっと驚いた。黒も白も補正なしでいけそうな写真があったりして「え?こんなに賢いの?」とちょとビビッた。解放のボケ味もいい具合、なんせ1キロもないレンズでとってもコンパクト、更に小さくて軽い20Dと相まってこれなら一日中撮ってても疲れないなぁ、いいなー。なんて少しグラリ。100−400ISを試してみたくなったりした。

 

最後にこれ。ゴミだらけの20D(笑)。後で「クリーニングしてる?」と聞くと素人かしてもいいのかどうかわからなかったのでしたことないとのこと。うぉ〜マジすか・・・。しかし買って数ヶ月でこんだけ付着するという見本になりますし、私はいじるなと言われてもいじりたくてウズウズする方なので無理ですがわからない時は下手にいじらないという姿勢はとっても良いことです。確かこれは1/15くらいで撮ってたのでF22くらいまでは絞ってると思われます。もし皆さんもセンサークリーニングしたことないという方いらっしゃったら、お部屋で白い紙をMFにして無限でF16くらいで撮れば点々を見つけるかもしれません。ただ、どうしても取れない頑固なヤツもいますのであまり神経質にならないように。くれぐれもキズをつけないよう、ブロアの先がプラスチックで脱着できるものは運悪くロケットパンチになって呆然とする前に根元をエポキシで接着してやりましょう。

ペンタ・ミノルタは絞っていくほどアンダーになっていくんですが、キャノンの場合お借りしたボディとレンズの組み合わせては絞るほどにオーバーになっていって逆でした。一番最初に数枚撮って、オーバー目に出るなぁと思ったので-1/3と-2/3かけて撮ったりしたのですがどうしてもオーバー気味に出るようでした。流してるからかもしれません。

どちらにせよあの小ささのボディであの機能を積んでいるのは中級デジ一眼としては他のメーカーも目標にすべき機種で、中級機種は最低このレベルにはもって行って欲しいなぁと感じます。書き込みの遅いデジなどがゴミ同然に淘汰されていく中、各メーカーも普通使用には十分なレベルまできていますが、キャノンとニコン以外ではさすがフラッグシップ!とシャッターを押した瞬間に感じるカメラがありません。あっという間に過去のものになってしまう過渡期のデジ一眼ですが、そろそろホンマもんのデジ一眼フラッグシップ機の登場を口では絶対出〜へんよといいながらもその他のメーカーに期待です。

え?さっさと全部処分してキャノンに乗り換えろって?(笑) う〜ん...そこまでの何かがまだ足りないのかも。。。キャノンで「おおぉ〜〜〜!」と目がキラキラしてしまうよーなうっとりするレンズに出会ったら、案外一気にいっちゃうかもしれませんが。

 

 

 

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