< 空の貴婦人 >

 

 

とっても華奢でスレンダーな身体だけど、少しひねればグラマラスにも映る。雲も味方にはなってくれなかったが、モノトーンの薄く青い海をとても静かに飛んでいくその背中のかすかなハイライトがこの飛行機の優雅な姿にアクセントをつけてくれた。尾っぽに光るダイヤはタイミングの贈り物。
こんな小さな海じゃなく、大きな海で見た方が100倍いいんだけど、ちょっとでも伝わるだろうか。

 


 

 

そんな優雅な貴婦人も、飛び立つ時は結構かしましい。プロペラの風切り音が高まってくると発進の合図。短い方の滑走路を、もう少し使って飛んでくれればもっといっぱい離陸の写真を残せるのだけど、とにかくこの子はせっかち。3という数字の電気がついてるトコらへんでもう飛んじゃうのだから男泣かせ・カメラマン泣かせ。。。 数々の人を泣かせてきたんでしょうが私もいっぱい泣いてきました。

色はANAの方がラインが入っていて統一性があるので安心感がある。プロペラ機はとにかく夜でなければ絞らないと撮れないので、デジではCCDのホコリが目立ってしょーがない。これまた帰ってからも男泣かせなニクイヤツなのである。

で、そんなややこしいのに好きなのも、惚れてしまった弱みだったりする。もっときれいに撮りたい・・・。人も飛行機もな〜んか良く似ている。

 

 

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