< ジョナサン >

 

 

どんなきっかけで自分の大切なものに出会うか、それってなんか意識しているとうまく出会えないことがあったりする。人はもちろんモノや絵や写真、詩もそうだし音楽や本、限りなく沢山の出会いがある。

その中で自分にハマってしまう、まさにビビビとくるものとの出会いはすごく重要。そして本人である自分がそのときは受け手になっているんだけど、受信できるアンテナを不細工でもいいからそれまでに自分でつくっているかどうかも大切なこと。

何かに対して「好きだ」と感じたら迷わずそれを進めるべきだし、誰かの助言や勧めなど全くあてにならないと知るのは自分の考えじゃなく他人の意見に従ってしまった後で痛烈に感じてしまうもの。一度でもそういうことを経験するとなにもかも最後に頼れるのは自分だと自然と信じるようになる。

特別に秀でているよりは、めくらめっぽうで一途にそのことに対してフラフラになるまで没頭するような情熱を持っている方がいい。例えば写真なんてテクニック本なんか読むより、100回実際にシャッターを押したほうが何かを得れるし、明るく高価なレンズは憧れだったり、撮れる写真の幅が広がることもあるけど、最初に買ったWズームで撮れない写真は無かったりする。ただ、このレンズでしか撮れない写真もあるし、機材によって心構えが変わってしまうのもデジタルじゃないアナログな人間の心だからしょうがない。1+1は2でもあるし0でもあったりする。歳をとっていくと、2.2や1.9かな、という微妙なラインを言い出しそうになる。

でも、そんなことよりもなによりも何かをしてて楽しいと感じる気持ちが大切で、そしてその気持ちは誰にも真似のできない何かを生み出すバックボーンになる。スタイルも軽んじてはいないが、そんなことは先に述べた大事なことに比べれば百分の一ほどの重みでしかない。

何百トンもある鉄の鳥が空を飛ぶ当たり前の事を当たり前と感じてしまうときもあり、やっぱり理屈はどーあれあんなでっかいものが飛んじゃうのを目の当たりにして、何度も感じた不思議をまた感じたり。

その飛行機に山の向こうに沈んだ夕日の残照が照らし、飛行機が鳥だったらこんな骨格なんだろうかというX−RAY写真ができあがった。小難しい理屈ぬきで楽しく嬉しい一瞬。

 

 

 

 

 

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