< 割れる運命 >

「この皿が割れたのは、この皿の寿命がきたからだ」

(子供の頃に聞いた皿を落として割ったアラブの人の考え方 ホントかどーかは知らないが...)

 

水曜日に岡山国際サーキットに行ってきた。今回は撮影ではなく、自分が楽しむための日である。よってカメラというのは携帯のカメラしか無く、いつも10数kgの荷物を肩にしょって歩くことを考えるとそれはそれは身軽だったりする。

さて写真の箇所、この日三回目の走行枠4周目くらいで走行不能になり復帰してからドナドナ連ちゃん記録をまたまた更新してしまったんだけど、何がどーなったのかわかるだろうか。どこだと思います?

 

実はココなんすよ。。。 Rタイヤのフレームでもあるスイングアームのピポットの12mmはあるんちゃう?というボルトである。シングルマシンの振動は本当にものすごいものがあって、更に古いもんだから走行前の要所要所の増し締めやワイヤーロック、そしてねじロック剤の使用と、ボロい見かけの割にはけっこう神経質なほどチェックしているのだ。赤や青のペイントがレース前車検のペイント跡である。

その日も現地で待ち合わせてたグースのY本氏と同じ枠を走っていたんだが、数周で我がSR、電気アンマ1号が便所コーナーを過ぎたあたりで壁にもたせかけてるのを見て「あ、またガス欠や〜!」と思ってたらしい(笑)失礼な、2回連続の恥ずかしいドナドナで自分の単車の燃費を始めて計測して今日は完璧なまでの燃料補給をしておるのである。

で、そのY本氏が「何がどーなったんですか?」とマシンを見るや否や
「こ、コレはぁ!オフィシャルから厳重注意、いや出入り禁止モンですよぉ〜!」と。

私もドナドナしてもらって、スタンドに立たせてよく見るまで緩んでしまったものと思って反省していた。割と大きなナットなのでもし誰か踏んじゃったら悪いなぁ・・・とか(どこで落としたのかわからないけど)

で、汗をフキフキ良く見ると・・・あ〜た。。。 「お...折れてまんがな。。。(・・)」
折れる?なんで?(笑) お、折れるか?こんなトコ、フツー。。。

落としたことには変わりが無いんだけど。「シングルマシンに乗る端くれとして、増し締めチェックはしとるが、折れるかどーかまでは神サマじゃないからさすがにそこまではわからんぞなモシ...」といいながら二人で感心するやらびびるやら。。。

 

で、肝心のタイムは・・・一応自己ベスト更新である。エンジン自体の調子は相変わらず好調。これを出した走行枠でちょっとなんか曲がり方というのがわかったよーな気がする。左コーナーでの半ケツのポジションとコーナーに入ってからの身体のぶら下がり具合がほぼ決まったというか・・・。うまくいえないんだけど左コーナーがとっても楽しくなったのだ。やっぱし速い人みたいにはコーナリングスピードが速くなったとは言えないまでも、コーナリングしている時の精神的安定度(ややこしいな、ニュアンスですね)が高くなったのだ、自分の中で。迷わないようになったというたらいいのか。2コーナーなんてまだ怖いし遅いと思うけど確実に楽しくなった。どこまで速い人の背中の大きさを同じに見れるだろーか、なんて走りながらの基準を探す余裕も出てきたくらいである。

だが岡山国際サーキットは右回りだし右の大事なコーナーが多い。いまだに右はうまいこと曲がれなくていまだに迷いや難儀しながら走っている。そこらへんをなんとかしてコーナリングスピードをあげることができたら目標に届きそうな気がしてきた。ただし、最初からすれば下手なりにも進入速度があがっているんだろう。むちゃな進入をしたらハンドルが左右にブレはじめて死ぬぅ・・・というのは今まで経験しまくってきたんだけど、縦にすごい振動が出たりするようになってしまった。はじめてそれが出たときは同じく死ぬかと思ったくらいである。

タイムもそりゃ大事なんだけど、次のコーナーはこんな感じで・・・と思うようなコーナリングができてきたという嬉しさのほうが今回は強かった。右コーナーも同じように自分の型を決めるというか、手前で半ケツがトン♪と自然にできてコーナリングしはじめたら身体がこすれちゃう〜♪なんてくらいにキマッたハングオンで駆け抜けたいもんである。

 

 

 

 

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